古民家を再生する場合、不要に張られた新建材を剥がすことが多い。古民家だけでなく、店の改装でも、家の改築でも、不要な壁や天井を剥がす。
剥がした材は、当然のようにゴミとして処分される。旨く剥がせばまだまだ使えるものまで処分される。処分して新しいものを買った方が手間も掛からず経済的?。
この考え方は工事する業者側からの発想で、発注者側にとって本当にメリットがあるのか?
そこで、古民家Dr,ムラは・・・・・・。
専門の技術の要らない作業、丁寧に剥がす作業、釘を抜く作業等の手間のかかる部分は、自分たちでしてもらう。そして使えるものは再利用する。木材のほとんどは再利用できます。これで、捨てる費用と木材の一部は買わなくて済む。
「楽庵楽塾・にわか大工」での作業では、木材は腐ってない限り、全て再利用しています。http://www.facebook.com/NiwakaDaiku
ボード類は今のところ五割ぐらいは再利用できるように剥がしています。ベイヤや新建材類は裏返して下地材として使えるので剥がしてもらっています。ただ、健康を考慮して居室にはあまり使わないようにしています。
使い切れない場合は、次の現場へ、移動します。
ゴミを出さない!を実践するには、手間がかかり、知恵も必要です。面倒だから、不経済だから、と言い訳して処分する。発注者側はそんな言い訳は聞きたくないはずです。つくる側の都合のいいモノづくりでなく、使う側の立場でのモノづくりでありたいものです。
「捨てればゴミ、活かせば建材」です。
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