2014年4月15日火曜日

六十六の春

六十六の春
23,710日目の春。
時に換算すると、569,040時間。
この間、60兆もの細胞が働き続けてきてくれました。
この60兆もの細胞を維持するために、衣・食・住が必要であり、
自然の命を頂いてきました。
これからもそうして暮らしていくことになるでしょう。

かつては、衣も、食も、住も、自然の恵みのなかで学び、工夫しながら、
自然の素材の衣をはおり、自然の素材を食し、自然の素材の家で暮らしていました。
暮らしに必要なものは自らつくり、自然の恵みのに感謝して暮らしていました。

気候風土によって培われてきた先人の知恵と工夫を、
古民家から里山の暮らしから学び、再びこれからの暮らしに活かしたいものです。

暮らしのために切り倒された木は、必要で無くなったから処分するということは、
木の命を無駄にすることになるます。
まだまだ、工夫すれば使えるものを無駄には出来ません。

また、
仕事柄、随分たくさんの木を使ってきました。
少しでも木を植えるようにしたいと思います。

自然のなかから育くまれた60兆もの細胞を維持するために、
自然の驚異と自然の恵みのなかで暮らすために、
多くのひととのつながりと、喜怒哀楽のなかで暮らすために、
森羅万象、八百万の神々に、感謝して暮らしたいものです。

2014・4・15 赤い満月の日
市井の山居「楽庵」にて