2020年1月21日火曜日

阪神淡路大震災 25年目の日にて

1995/01/17 5:46
阪神淡路大震災 震度7
きょう、25年目。
犠牲者の大半が倒壊した家の下敷きによる圧死だった。戦後高度経済成長期の、筋交いによる構法で建てられたものは完全に倒壊して、命を奪ってしまった。
それに比べ、
この国の伝統的な構法で建てられた古民家は以外と倒壊を免れたものが多く、たとえ倒壊していても傾いた状態(生存空間があった)で留まっていた。
にも拘らず、
木造の瓦葺きの家は地震に弱いと、様々な報道(有識者のコメントも含めて)がされ、伝統的な技の持つ職人さんの知恵や技を奪ってしまうことになる。
この伝統的な古民家存亡の危機を感じたことが、古民家再生に携わるきっかけになったことを思い出します。
また、
昨今、都会の暮らしから里山の暮らしに移住する若者が増えて古民家での暮らしを求めることが多く、その古民家をDIYで再生に応援することにしている。
とは言え、
人さまの古民家の再生、改修をしながらも、
最も倒壊危機の可能性のある都会の木造賃貸アパートに13年もお世話になっている自分が居ます。
市井の山居 楽庵にて
2020/01/17
(Osamu Okamuraのfacebookより)