2017年12月31日日曜日

2017(H29)の仕事

市井の山居「楽庵」にて 2017(H29)
この一年を振り返ってみました。


今年も、古民家の再生によっていろいろな物語が生まれました。
街は夢の集まりプロジェクトの仲間も増えました。

バングラデシュでは皆さまの支援によって、無医村に病院を建設するプロジェクトも具体化出来ました。

みんなの夢をカタチにするお手伝いに参加させて頂けました。
有難いことです。

2017/01

01/01
古民家再生物語・熊本円台寺の家
古民家再生物語・熊本円台寺の家
今年の正月は、熊本円台寺の古民家の再生から始まりました。昨年2016/10からご夫婦とご家族によるDIYで始めた古民家再生です。

01/21
古民家再生物語・玉名玉東の家
古民家再生物語・玉名玉東の家
熊本の震災で被災した古民家をDIYで再生です。
 



2017/02

02/10
バングラディシュへ(02/10~03/10)

ロトラ村プロジェクト(バングラデシュ)着工
http://jksmura3.wixsite.com/muraworks/lotra-project
たくさんのひとの支援で、バングラデシュの無医村・ロトラ村に病院を着工することが出来ました。



2017/03

03/01
警固フラット
「一汁一菜 みその葉」OPEN 03/01
https://yumerakuclub.blogspot.jp/2017/07/blog-post_31.html
アパートの2室をひとつにしてのDIYでの店づくりです。



03/27
久留米天神の古民家「和ダイニング ひらかわ」OPEN 03/27
https://yumerakuclub.blogspot.jp/2017/07/blog-post.html
2016/11/07から始めた町屋再生です。

2017/04

2017/05

再びバングラデシュへ
ロトラ村プロジェクト(バングラデシュ)
05/19
一部開設
http://jksmura3.wixsite.com/muraworks/lotra-project




2017/06

2017/07

07/02
ENOTN 赤坂スタジオ OPEN 07/02
https://yumerakuclub.blogspot.jp/2017/07/enotn.html
平尾のスタジオ(2012~2017)から、赤坂のスタジオ(2017~ )へ。


07/08
宗像「絵本deえがお美術館」の開館に向けてお手伝い始める。

2017/08

昨年10月から始めた熊本円台寺の古民家再生、ようやく引っ越し出来る状態になりつつあります。これからは、暮らしながらDIYでの再生作業になります。
古民家再生物語・熊本円台寺の家


2017/09

09/03
久留米合川の貸家

大家さんがDIYで貸家を再生するプロジェクト「空き家再生プロジェクト」始める。
貸家再生物語・久留米合川の貸家



2017/10

2017/11

11/03
八女黒木の古民家再生「KATSURA Project」始める。
古民家再生物語・八女黒木の家

11/30
八女黒木の古民家再生「KATSURA Project」
「FBS めんたいワイド」に

2017/12

12/30
古民家再生物語・熊本円台寺の家
古民家再生物語・熊本円台寺の家

今年最後の古民家再生の作業です。来年2月に引越しの予定(ここまでが第1ステージ)です。引越し後は、暮らしながらのDIYで再生(第2ステージへ進みます)です。


12/31
今年も一年、いろんな夢をカタチにすることに参加させて頂けました。
ありがたいことです。
新年も楽しい夢に会えることを願っています。


古民家再生物語
街は夢の集まりプロジェクト
ロトラ村プロジェクト(バングラデシュ)
市井の山居「楽庵」にて



2017年12月25日月曜日

市井の山居・楽庵にて 2017


市井の山居「楽庵」にて 2017/12/25

2006年に仕事場をここ向田荘に移転して今年で10年になります。
還暦を迎えて若者の夢を応援するには街中での活動が良いと思い、空き家になっていた木造2階建てのアパート「向田荘」に移転しました。
そして、ここを、街なかの庵、楽しい、楽しむ庵<市井の山居「楽庵」>と名づけることにしました。


街は夢の集まりプロジェクト
夢をカタリ、夢をカタチにするプロジェクトです。
10年の間に多くの夢に会うことが出来ました。
https://yumerakuclub.blogspot.jp/

古民家再生物語
この10年の古民家再生で多くの物語が生まれました。
http://jksmura3.wixsite.com/muraworks/blog

2017/12/25
年末年始は毎年現場での作業があり、紺屋の白袴の例えがあるように、中々、片付かず、今年は早めにと思い、昨日と今日の2日で大掃除と片付けを試みました。
が、それほど片付かずに年越しとなりそうです。







(つづく)



市井の山居「楽庵」では、
・古民家再生物語プロジェクト
・街は夢の集まりプロジェクト
・古民家Dr.ムラのにわか大工塾
・ロトラ村プロジェクト(バングラデシュ)
を推進中です。

詳しくは、HPをご覧ください。

市井の山居「楽庵(らくあん)」
福岡市中央区白金1-5-8 向田荘6号
jksmura3@gmail.com



2017年12月6日水曜日

暮らしに沿った家をつくる

暮らしに沿った家をつくる。
暮らしは十人十色。
その暮らしをカタチにすることはとても難しい。
暮らすことの気持ちがひとつにならないと出来ない。

暮らしをカタチにすること。
暮らしやすいカタチ。使いやすいカタチは、結果的に自ずと美しいカタチになる。
いわゆる、用の美。
用の美の中で暮らす。それが美しい暮らしになる。

その知恵や工夫は、先人の知恵や工夫にみることが出来る。
この国の素材で、この国の気候風土に培われてきた素材の活かし方、暮らしに沿った素材の使い方が、この国で暮らす、暮らしのカタチになる。
面々と受け継がれてきた伝統の知恵や工夫のなかに見出される。
それが、温故知新。

夢のもてる、楽しめる
そんな暮らしに沿った家をつくりたいものです。

2017年11月9日木曜日

素っぴんの家に再生する。

古民家をスッピン(素っぴん)に再生して暮らす。

古民家は長い年月の間に幾度となく、増改築を繰り返されて今日の姿になっている。
元の姿が判らないほどに厚化粧になってしまっている古民家に出会すことが多い。
本来、自然の素材でつくられているが故に古民家として今日まであるのに、それを否定するような厚化粧の増改築を施されていたりします。

そのような必要以上の厚化粧の古民家を、剥がしとり古民家の元の姿、スッピンの古民家に再生することにしています。

家は暮らしにあわせて進化する。
自然のなかで暮らしていたころの家が、時と共に暮らしが利便性を追求し過ぎて自然から遠ざかることになった。古民家本来の自然素材による姿も、工業製品で被うように変化、変革してしまいました。
必要以上の過度な便利や快適性は、自然から遠ざかった暮らしになり、決して家にとっても、人にとっても、健康的な家とは思えません。

古民家を再生して暮らすには、先ずこの厚化粧を剥がし、自然素材でのスッピンの姿にすることから始めることにしています。

そして、このスッピンに再生した古民家に暮らしながら、自然の素材を活かし、薄化粧された、古民家に進化させてほしいと思います。

古民家はやっぱり薄化粧が似合います。
いつまでもスッピンの健康的な美しい古民家であってほしい。
それが、健康的で美しい暮らしになればと思います。

2017年10月1日日曜日

市井の建築家として

ひとがこの世に生まれて、
何か目的があるとしたら何だろうか。
将来何になりたいかと聞かれいろんな夢をみる。夢を見ても社会の仕組みを知れば知るほど夢を打ち砕かれる。
夢をみるのは、その夢がその人の、この世で、この社会での役割だと思います。夢はそのひとの潜在的にある天職ではないだろうか。
その夢をカタチにするお手伝いをする。
そんな仕事が出来ればと思う。
そんな、建築家でありたいと思います。

建築家は街をつくる。その街を構成する建物をつくる。
奇抜なもの、話題になるもの、挑戦するものをつくる。
そして、著名な建築家も、無名の建築家もいる。
実現しなくても、いろんなアイデアを提案し続ける建築家たちもいる。

そんな中で
市井のなかで若者の夢をかたちにする市井の建築家がいてもいい。
古民家、長屋、町家、アパートの、空き家や空き室を活かし、若者の夢を応援する。

アパートの一室に居を構え、ちゃぶ台を仕事場にし、フリーハンドで図面を引きながら・・・・・。
そんな市井の建築家はこのアパートの一室を「楽庵」と名付けている。

市井の山居「楽庵」にて

2017年9月14日木曜日

古民家を再生して暮らす:掃除

掃除は心を磨く
修行僧の修行の基本(作務)は掃除だそうです。
掃き清める。
何を清めるのでしょう。綺麗にすると、何か清々しくなる。
綺麗にするという気持ちが大切なのだと思います。
掃除することで己の気持ちが清まるということでしょう。

再生することは掃除をすること
掃除は要らないものを除去すること。
汚れたものを綺麗にすること。
荒れ果てた古民家でも、片づけて掃除をすると、どんどん蘇ります。

気持ちのいい現場
掃除の行届いた綺麗な現場は、いい仕事が出来る。
いい仕事をする職人さんの現場は、いつも綺麗です。
雑然としていても落着く現場と、イライラする現場、があります。
いつも掃除が出来ていて片付いている現場は気持ちがいい。

掃除から始め、掃除で終わる。
作業をする前に掃除をし、その作業が終われば掃除する。
さあ!今から作業をするぞ!という気構え。
作業が終わると、片付け、掃除して終える。
掃除をしながら触って撫でて眺めて達成感を味わう。

箒と雑巾
古民家の再生に使う掃除用具は、やはり伝統的な箒と雑巾が基本となります。
・掃き掃除:箒(ほうき)と塵取り(ちりとり)
・拭き掃除:雑巾(ぞうきん)とバケツ 桶(おけ)

掃除の効能
掃除は、ものを綺麗にするだけでは無く、気持ちも清々しくなる。そして、拭き掃除、掃き掃除は、第二の心臓ともいわれる筋肉も鍛えられます。掃除はまさに一石二鳥、三鳥、の効能があるようです。
電気掃除機も便利な道具ですが、身体を使って掃除をする良さを古民家の暮らしに取り入れてみては如何でしょうか。
古民家も喜び、身体も喜ぶ、古民家の暮らしを楽しみましょう。



(つづく)

2017年9月12日火曜日

空き家再生プロジェクト

空き家再生プロジェクト

何故空き家になるのか。
都市に集中する人口を解消するために住まいが不足し、その対策として新築を奨励する政策が施されしつづけ、高度経済成長の基幹産業として社会システムが出来上がりました。
親は田舎で農業、子供は都市で働く。このバランスは、年を重ねることによって、田舎は過疎化、都市は高齢化してしまいました。さらに、都市の郊外で建てた家もローンが終わり、不便で傷んだ家には住めず、更に都市で暮らすようになる。
このように、田舎は過疎化で、都市郊外でも空き家が増え続けることに・・・・。
それでも、都市では新築しつづける経済活動が行われています。
この新築しつづける経済の仕組みが、歪が起きているにも関わらず、かつての経済成長のシステムが未だに継続しています。

この歪はあらゆる社会問題として現れています。
そのひとつが、空き家問題です。
現在820万戸の空き家があると云われています。
それでも、新築し続ける経済活動、社会の仕組み。


この空き家が社会問題になっていて、ようやく、国も空き家対策を模索しだしました。
既存の経済優先の仕組みの中で解決しようとする対策は、はたして賢明な対策でしょうか。


貸家として修理、再生して貸す。
今建てられている新築のアパート、新築のマンションに近づけるためにコストを掛けて家賃に見合わないリノベをするのではなく、新築では出来ない、新築には無いものを目指すこと。
不動産取引の仕組みを見直し、リノベ、リフォームのやり方を見直すこと。からも含め始めることが求められています。
・「昭和の家」というブランドをつくる。チョッとレトロな家で暮らす。
・仲間と手づくりでつくる。
・ローンを組まない仕組みをつくる。

住まい以外の用途にする。
この10年ほど、「街は夢の集まりプロジェクト」を進めてきました。
このプロジェクトは空家、空室を活かし、DIYでの店づくりです。
大家さんの負担を減らし(現状のままで貸す)、借りる側の負担も減らす(自分たちでつくる)方法です。
・夢をカタチにするきっかけづくりに活かす。

(つづく)

メモ・空き家問題を世界と比べて考える。
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00773/

2017年9月11日月曜日

夢を育てる

輝いているひとは、夢に向かって暮らしている。何かを育てている。食べ物を育てる、子供を育てる、作家を、職人を、育てる、・・・・・。ひとは育てている姿が輝いてみえるものです。
老若男女を問わず、楽しんで何かを育てている姿は輝いてみえる。育て方はいろいろあっていい。そのために、家で、街で、国で、何をすればいいのか考えれば、自然と輝く社会になる。と思うのですが・・・・・。
夢に向かって暮らしているひとは輝いています。何かを育てているひとは輝いています。
夢のある暮らしが出来れば、ひとは自然と輝くと思うのですが・・・・。
育てること。夢をカタチにすること。生半可なことでは育てられません。知識も経験も必要です。
だから助け合うしかない。先人の知恵や技も・・・・・、必要です。

2015/06/26  投稿再録

2017年7月27日木曜日

思い込みの危険性

多数決の危険性
0か1か、善(白)か悪(黒)か、どちらかで決まる仕組み
半数以上が「黒」に賛成すると「黒」になる

市場経済の危険性
需要と供給で決まる市場経済
経済優先の危険性

法定基準値以内なら大丈夫という危険性
数字化、比較化の危険性

法律が全て正しいという決めつける危険性

報道の危険性
無責任な情報を報道する危険性
報道の自由を履き違えている報道の危険性

常識と思い込む、決めつける危険性

2017年7月4日火曜日

土間のある暮らし

土間
暮らしの中に仕事場を・・・・・。
土間のある暮らし
竪穴式住居から近年まで、土間のある暮らしは存在してた。土間は家事、作業場、仕事場としてきた。子供は親のその姿を見て育ってきた。暮らし、衣食住を見て育ってきた。そうした姿を見せる場として、土間の再生に期待したいと思います。

2017年7月3日月曜日

古民家に暮らすということ

古民家に暮らすということ
古民家Dr.ムラのにわか大工塾(facebookページ)より再掲載

メモこの古民家ですが、出来る範囲で変遷を想像してみます。今は一部2階建てですが、かつては茅葺の平屋だったようです。茅葺から瓦葺きに替えた時期は分からませんが多分2階が必要になった段階だと思われます。その時期は、カマドのある暮らしから、ガスで煮炊きが出来る暮らしになった時だと思われます。
なぜなら、2階の増築部分と屋根、小屋組部分は、煙に燻され煤けていません。

このように古民家を再生するには、古民家の成り立ちを把握することが大切です。
この古民家の暮らしが見えてないと再生出来ません。
暮らしを古民家に学ぶことが出来ます。過度な快適や便利が私たちの健康な暮らしを病んでいることに気づくことです。過度な快適や便利が私たちの免疫力を退化させていることに気づくべきでしょう。
今日の家づくりは省エネ対策として高気密、高断熱でつくられています。省エネには意味がありますが、自然との遮断した、あまりにも高気密、高断熱のために、換気をする必要があります。
そのために法律までつくって24時間換気するようになっています。何だか本末転倒しています。

この国には四季があって、寒い冬、暑い夏があり、それに耐えられる身体になっています。それを快適さを求めすぎて少しの気温の変化について行けず体調を崩すひとが増えています。
古民家に暮らすことで、暮らしを見直し、健康な暮らしを取り戻したいと思います。「古民家Dr.ムラのにわか大工塾」で、古民家を一緒に再生しながら、これからの暮らしを考えられればと思います。(ムラ)