2017年11月9日木曜日

素っぴんの家に再生する。

古民家をスッピン(素っぴん)に再生して暮らす。

古民家は長い年月の間に幾度となく、増改築を繰り返されて今日の姿になっている。
元の姿が判らないほどに厚化粧になってしまっている古民家に出会すことが多い。
本来、自然の素材でつくられているが故に古民家として今日まであるのに、それを否定するような厚化粧の増改築を施されていたりします。

そのような必要以上の厚化粧の古民家を、剥がしとり古民家の元の姿、スッピンの古民家に再生することにしています。

家は暮らしにあわせて進化する。
自然のなかで暮らしていたころの家が、時と共に暮らしが利便性を追求し過ぎて自然から遠ざかることになった。古民家本来の自然素材による姿も、工業製品で被うように変化、変革してしまいました。
必要以上の過度な便利や快適性は、自然から遠ざかった暮らしになり、決して家にとっても、人にとっても、健康的な家とは思えません。

古民家を再生して暮らすには、先ずこの厚化粧を剥がし、自然素材でのスッピンの姿にすることから始めることにしています。

そして、このスッピンに再生した古民家に暮らしながら、自然の素材を活かし、薄化粧された、古民家に進化させてほしいと思います。

古民家はやっぱり薄化粧が似合います。
いつまでもスッピンの健康的な美しい古民家であってほしい。
それが、健康的で美しい暮らしになればと思います。