2017年9月14日木曜日

古民家を再生して暮らす:掃除

掃除は心を磨く
修行僧の修行の基本(作務)は掃除だそうです。
掃き清める。
何を清めるのでしょう。綺麗にすると、何か清々しくなる。
綺麗にするという気持ちが大切なのだと思います。
掃除することで己の気持ちが清まるということでしょう。

再生することは掃除をすること
掃除は要らないものを除去すること。
汚れたものを綺麗にすること。
荒れ果てた古民家でも、片づけて掃除をすると、どんどん蘇ります。

気持ちのいい現場
掃除の行届いた綺麗な現場は、いい仕事が出来る。
いい仕事をする職人さんの現場は、いつも綺麗です。
雑然としていても落着く現場と、イライラする現場、があります。
いつも掃除が出来ていて片付いている現場は気持ちがいい。

掃除から始め、掃除で終わる。
作業をする前に掃除をし、その作業が終われば掃除する。
さあ!今から作業をするぞ!という気構え。
作業が終わると、片付け、掃除して終える。
掃除をしながら触って撫でて眺めて達成感を味わう。

箒と雑巾
古民家の再生に使う掃除用具は、やはり伝統的な箒と雑巾が基本となります。
・掃き掃除:箒(ほうき)と塵取り(ちりとり)
・拭き掃除:雑巾(ぞうきん)とバケツ 桶(おけ)

掃除の効能
掃除は、ものを綺麗にするだけでは無く、気持ちも清々しくなる。そして、拭き掃除、掃き掃除は、第二の心臓ともいわれる筋肉も鍛えられます。掃除はまさに一石二鳥、三鳥、の効能があるようです。
電気掃除機も便利な道具ですが、身体を使って掃除をする良さを古民家の暮らしに取り入れてみては如何でしょうか。
古民家も喜び、身体も喜ぶ、古民家の暮らしを楽しみましょう。



(つづく)

2017年9月12日火曜日

空き家再生プロジェクト

空き家再生プロジェクト

何故空き家になるのか。
都市に集中する人口を解消するために住まいが不足し、その対策として新築を奨励する政策が施されしつづけ、高度経済成長の基幹産業として社会システムが出来上がりました。
親は田舎で農業、子供は都市で働く。このバランスは、年を重ねることによって、田舎は過疎化、都市は高齢化してしまいました。さらに、都市の郊外で建てた家もローンが終わり、不便で傷んだ家には住めず、更に都市で暮らすようになる。
このように、田舎は過疎化で、都市郊外でも空き家が増え続けることに・・・・。
それでも、都市では新築しつづける経済活動が行われています。
この新築しつづける経済の仕組みが、歪が起きているにも関わらず、かつての経済成長のシステムが未だに継続しています。

この歪はあらゆる社会問題として現れています。
そのひとつが、空き家問題です。
現在820万戸の空き家があると云われています。
それでも、新築し続ける経済活動、社会の仕組み。


この空き家が社会問題になっていて、ようやく、国も空き家対策を模索しだしました。
既存の経済優先の仕組みの中で解決しようとする対策は、はたして賢明な対策でしょうか。


貸家として修理、再生して貸す。
今建てられている新築のアパート、新築のマンションに近づけるためにコストを掛けて家賃に見合わないリノベをするのではなく、新築では出来ない、新築には無いものを目指すこと。
不動産取引の仕組みを見直し、リノベ、リフォームのやり方を見直すこと。からも含め始めることが求められています。
・「昭和の家」というブランドをつくる。チョッとレトロな家で暮らす。
・仲間と手づくりでつくる。
・ローンを組まない仕組みをつくる。

住まい以外の用途にする。
この10年ほど、「街は夢の集まりプロジェクト」を進めてきました。
このプロジェクトは空家、空室を活かし、DIYでの店づくりです。
大家さんの負担を減らし(現状のままで貸す)、借りる側の負担も減らす(自分たちでつくる)方法です。
・夢をカタチにするきっかけづくりに活かす。

(つづく)

メモ・空き家問題を世界と比べて考える。
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00773/

2017年9月11日月曜日

夢を育てる

輝いているひとは、夢に向かって暮らしている。何かを育てている。食べ物を育てる、子供を育てる、作家を、職人を、育てる、・・・・・。ひとは育てている姿が輝いてみえるものです。
老若男女を問わず、楽しんで何かを育てている姿は輝いてみえる。育て方はいろいろあっていい。そのために、家で、街で、国で、何をすればいいのか考えれば、自然と輝く社会になる。と思うのですが・・・・・。
夢に向かって暮らしているひとは輝いています。何かを育てているひとは輝いています。
夢のある暮らしが出来れば、ひとは自然と輝くと思うのですが・・・・。
育てること。夢をカタチにすること。生半可なことでは育てられません。知識も経験も必要です。
だから助け合うしかない。先人の知恵や技も・・・・・、必要です。

2015/06/26  投稿再録