2017年9月12日火曜日

空き家再生プロジェクト

空き家再生プロジェクト

何故空き家になるのか。
都市に集中する人口を解消するために住まいが不足し、その対策として新築を奨励する政策が施されしつづけ、高度経済成長の基幹産業として社会システムが出来上がりました。
親は田舎で農業、子供は都市で働く。このバランスは、年を重ねることによって、田舎は過疎化、都市は高齢化してしまいました。さらに、都市の郊外で建てた家もローンが終わり、不便で傷んだ家には住めず、更に都市で暮らすようになる。
このように、田舎は過疎化で、都市郊外でも空き家が増え続けることに・・・・。
それでも、都市では新築しつづける経済活動が行われています。
この新築しつづける経済の仕組みが、歪が起きているにも関わらず、かつての経済成長のシステムが未だに継続しています。

この歪はあらゆる社会問題として現れています。
そのひとつが、空き家問題です。
現在820万戸の空き家があると云われています。
それでも、新築し続ける経済活動、社会の仕組み。


この空き家が社会問題になっていて、ようやく、国も空き家対策を模索しだしました。
既存の経済優先の仕組みの中で解決しようとする対策は、はたして賢明な対策でしょうか。


貸家として修理、再生して貸す。
今建てられている新築のアパート、新築のマンションに近づけるためにコストを掛けて家賃に見合わないリノベをするのではなく、新築では出来ない、新築には無いものを目指すこと。
不動産取引の仕組みを見直し、リノベ、リフォームのやり方を見直すこと。からも含め始めることが求められています。
・「昭和の家」というブランドをつくる。チョッとレトロな家で暮らす。
・仲間と手づくりでつくる。
・ローンを組まない仕組みをつくる。

住まい以外の用途にする。
この10年ほど、「街は夢の集まりプロジェクト」を進めてきました。
このプロジェクトは空家、空室を活かし、DIYでの店づくりです。
大家さんの負担を減らし(現状のままで貸す)、借りる側の負担も減らす(自分たちでつくる)方法です。
・夢をカタチにするきっかけづくりに活かす。

(つづく)

メモ・空き家問題を世界と比べて考える。
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00773/

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