2016年9月14日水曜日

究極の暮らしプロジェクト(その3)方丈の庵

暮らしを再考する(その3)
方丈の庵のつづきです。

暮らしに必要な空間を限界まで縮小することによって、この国の暮らしを考えてみることにしました。暮らしていくにはどれだけの空間が必要なのか。先ず、ひとり暮らしから・・・・・。

この「方丈の庵」。ここに暮らすひとの暮らしがカタチになるように、出来るように、もっと簡素にしてみました。




火のある暮らし
煮炊きはこの囲炉裏で行う。古えの縄文の時代から火は暮らしの中心にあり、やはりこの「方丈の庵」も火のある暮らしを中心にしたいと思います。

食のある暮らし
食事から排泄まで。日々の営みの中で「食」は欠かせません。それと同じに排泄も無くてはなりません。60兆とも云われる細胞を維持するために・・・・・・・。
自然で育った生き物を食べ、そして、残ったものを自然に還す。
トイレをゆったり(方丈の広さにしては)と取りました。

水のある暮らし
水もまた暮らしに無くてはならないものです。

作業の出来る暮らし
モノづくりの出来る暮らし。洗い場は、カラダを洗う、衣類を洗う、場だけでなく、土間のつづきで作業も出来るものにしました。水の使える土間です。

やはり、暮らしにはモノづくりの場が必要でしょう。必要なものは自分でつくる。
この「方丈の庵」も、自分でつくる。そんな暮らしが出来る「方丈の庵くらし」は如何でしょう。


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古材を活かしてつくる庵


古材を活かしてつくる庵

■素庵(su-an)
http://www.geocities.jp/jksmura/suan.html

今から十数年前に、古材を活かした庵(3帖)をつくったことがあります。このプロジェクトは室内を区切る空間、家具のように、との思いでつくりました。このとき「素の庵」として「素庵(sy-an)」でした。


■楽庵(raku-an)
夢としてのロゴ
いつかはこんな庵を・・・・・・。との思いで・・・・・・・。
こちらは「楽庵」です。

■方丈の庵
今回の庵。「方丈の庵」。

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2016年9月12日月曜日

究極の暮らしプロジェクト(その2)方丈の庵

暮らしを再考する(その2)

暮らしに必要な空間を限界まで縮小することによって、この国の暮らしを考えてみることにしました。暮らしていくにはどれだけの空間が必要なのか。先ず、ひとり暮らしから・・・・・。

1丈四方の庵で綴られた鴨長明の方丈記
1丈は10尺だから約3m四方の庵ということになる。
どこでも好きなところに解体して組立て移動出来る庵、身近にある素材でつくる庵を詳しく記している。モノの中で暮らすより、精神的な暮らしに重きにおいた暮らしを具現する庵。



この図は私家版「方丈の庵」です。
1丈(10尺)×1丈(10尺)  約10㎡
この庵は、かなりの覚悟がいる庵になると思います。モノに囲まれた暮らしから、モノが持たない暮らしの覚悟がいると思われます。

更に、寝る時は机の下に足を入れないと、足を延ばして寝ることが出来ません。布団を敷くと机の下に入れないとならない。昼間はかつて江戸時代の長屋のように枕屏風などで布団を隠す必要があるかもです。私は寝袋が良いような気がします。

洗い場は、カラダを洗うだけでなく、洗濯場でもあり、水場として使えると思います。シャワーは太陽の熱源を使う太陽温水器の湯がいい。

トイレは狭いです。飛行機のトイレのように。それを解消するために出窓を設けました。

台所は流しのみ。食器や食材を洗うための流しのみです。コンロは七輪です。炭火で煮炊きすることになります。

この庵には電化製品の置く広さがありません。電化製品のない時代の知恵や工夫を体感し、それを楽しむ暮らしが出来る庵です。

そう云うことなので、かなり、勇気のいる、覚悟のいる暮らしになると思います。が、この庵を手づくりでつくると、暮らしを楽しむには最高の庵になると思います。



2016/09/12
竹の濡れ縁。板の間に広がりを求めて、濡れ縁を付けました。
2016/09/14
この「方丈の庵」。ここに暮らすひとの暮らしがカタチになるように、出来るように、もっと簡素にしてみました。


火のある暮らし
煮炊きはこの囲炉裏で行う。古えの縄文の時代から火は暮らしの中心にあり、やはりこの「方丈の庵」も火のある暮らしを中心にしたいと思います。

食のある暮らし
食事から排泄まで。日々の営みの中で「食」は欠かせません。それと同じに排泄も無くてはなりません。60兆とも云われる細胞を維持するために・・・・・・・。
自然で育った生き物を食べ、そして、残ったものを自然に還す。
トイレをゆったり(方丈の広さにしては)と取りました。

水のある暮らし
水もまた暮らしに無くてはならないものです。

作業の出来る暮らし
モノづくりの出来る暮らし。洗い場は、カラダを洗う、衣類を洗う、場だけでなく、土間のつづきで作業も出来るものにしました。水の使える土間です。

やはり、暮らしにはモノづくりの場が必要でしょう。必要なものは自分でつくる。
この「方丈の庵」も、自分でつくる。そんな暮らしが出来る「方丈の庵くらし」は如何でしょう。


(つづく)

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2016年9月4日日曜日

究極の暮らしプロジェクト(その1)素庵

暮らしを再考する(その1)

究極の暮らしの広さを考えて見ることにしました。
暮らしの広さはどこまで小さく出来るのか。究極の暮らしの広さです。



暮らしに必要なもの。
・料理をするところ。食材の保管するところ。
・食べるところ。
・排泄するところ。
・カラダを洗うところ。モノを洗うところ。
・寝るところ。
・モノ(主に衣類)を収納するところ。

広さは10㎡以内(建築基準法で申請手続きが不要な広さ)になるようにしました。
この広さは3坪(畳六帖)の広さで、これ以上小さくするためには何かを削ることになります。
この究極の広さでは、モノを最小限にしないと暮らせなくなります。

ひとは、起きて半畳、寝て一畳。という諺があります。
ココでは、板の間が二畳ほどありますので、二人で暮らせるはずですが、チョと息が詰まるかもしれませんね。

今回の究極のプロジェクトの家の名は、「素庵」SUAN。
「素」。元の、基本の、まんまの、庵(いおり)。素(す)の庵(いおり)。素庵(すあん)。

この「素庵」は、古材を活かしたものにしたいと思います。木材だけでなく、土壁も、瓦も、建具も活かしたいと思います。DIYで、手づくりでつくれる「素庵」にしたいと思います。

◆古民家Dr.ムラのにわか大工(DIYでつくる、家づくり、店づくり、街づくり)
http://www.facebook.com/NiwakaDaiku/


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